よつば(@428yotsuba_life)です。
実はパニック障害と診断されてからも、他の病気が隠れているのではないかと本を読んだり、今思えば凄く無駄に病院巡りをしていました。
正直、精神的には強いタイプでしたし、急にドキドキしたり、血の気が引くのが生命を左右する気がしてたからです。
私の経験から、少しでも体の不調を感じている方が参考になればと思い、実体験と実際に取り組んだ全ての事をまとめてみます。
症状
私に実際起きていた、主な症状を10個上げてみます。
症状は人によって個人差があり、下記以外にも多々あるかと思います。
- 突然の強い不安や恐怖感:パニック発作と呼ばれる、突然発生する強烈な不安や恐怖感が特徴です。
- 心臓の激しい鼓動や動悸:パニック発作時には、心拍数が上がり、鼓動が速くなることがあります。
- 呼吸困難や息切れ:パニック発作中には、呼吸が浅くなり、息切れや呼吸困難を感じることがあります。
- 胸の痛みや圧迫感:パニック発作では、胸に痛みや圧迫感を感じることがあります。
- めまいやふらつき:パニック発作時には、めまいやふらつきを経験することがあります。
- 手足のしびれやピンとした感覚:パニック発作中には、手足にしびれやピンとした感覚を感じることがあります。
- 頭痛や頭重感:パニック発作に伴って頭痛や頭重感を感じることがあります。
- 寒気や発汗:パニック発作時には、寒気や発汗を伴うことがあります。
- 胃の不快感や吐き気:パニック発作中には、胃の不快感や吐き気を感じることがあります。
- 死や狂気への恐怖感:パニック発作時には、自身が死ぬか狂気に陥るのではないかという恐怖感を感じることがあります。
薬物療法
パニック障害の薬物療法と漢方についてお話しいたしますが、まず注意点として、私は医師ではありませんので、医学的なアドバイスを提供することはできません。以下は私が知りえる、一般的に知られている情報を示しますが、実際の治療は専門家の指導を受けてください。
パニック障害は、不安感や強い恐怖心が突然発生し、身体的な症状とともにパニック発作を引き起こす状態です。一般的に、パニック障害の治療には薬物療法と心理療法が組み合わせて用いられます。
薬物療法では、抗不安薬や抗うつ薬が一般的に使用されます。例えば、セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)などの抗うつ薬が使用されることがあります。これらの薬物は、神経伝達物質のバランスを調整することで、パニック障害の症状を軽減する効果があります。ただし、薬物療法には個人によって異なる効果や副作用があるため、適切な薬剤と適切な投与量を決定するためには、精密な評価と医師の指導が必要です。
※私の場合は授乳中であった事もあり、新薬や一切服用しませんでした。
漢方については、伝統的な中国医学の一部です。漢方医学では、個々の症状や体質に基づいて処方が行われます。パニック障害の漢方療法では、ストレスの軽減、神経の安定、気の調整などを目的とした漢方薬が使用されることがあります。
私のメインの漢方薬は半夏厚朴湯でした。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、ふさがった気分を開く薬といわれ、古くから「気剤(きざい)」の代表処方とされています。「気」とは生命活動の根源的なエネルギーを意味します。
体力が中程度の人の不安神経症、不安感などに使われます。気分がふさいでのどに異物がへばりついたような違和感があるときに使用します。そのほかの症状としては、咳、しわがれ声などがあるときにも使われます。
伝統的な漢方薬の一種です。主に消化器系の症状や胃腸の不調を改善するために使用されます。以下に、半夏厚朴湯の一般的な効果と使われる症状をいくつか紹介しますが、注意点として、漢方薬は個人によって異なる効果を示す場合があるため、医師や漢方専門家の指導の下で使用することをおすすめします。
- 消化不良の改善: 半夏厚朴湯は、胃腸の機能を調整し、食欲不振、胃もたれ、吐き気、嘔吐などの消化不良症状を緩和する効果があります。
- 胃腸の痙攣の緩和: 腹痛、下痢、便秘など、胃腸の痙攣や過度の緊張に起因する症状に対して、半夏厚朴湯は鎮痙効果を持ち、症状の緩和に役立つ場合があります。
- 胸やけや逆流性食道炎の緩和: 半夏厚朴湯には、胃酸の分泌を抑制し、胸やけや逆流性食道炎(胃酸が食道に逆流する症状)の緩和に効果があるとされています。
- 緊張性頭痛の緩和: ストレスや緊張による頭痛に対しても、半夏厚朴湯は鎮痛作用を持つため、一部の人にとって緩和の効果があるかもしれません。
- 喉の違和感:ヒステリー球などの喉の違和感を緩和する効果があります。
具体的な処方や漢方薬の使用方法は、漢方医師によって個別に判断されるべきです。
- 配合生薬
- 半夏(ハンゲ)、茯苓(ブクリョウ)、厚朴(コウボク)、蘇葉(ソヨウ)、生姜(ショウキョウ)
頭痛が酷いときに服用していた葛根湯
以下に葛根湯の効果を幾つか上げますが、葛根湯=風邪の初期症の服用だと思っていたのですが、熱を下げるだけでなく体温を調節してくれていたのは体感していました。
- 解熱作用:葛根湯は、発熱や熱中症の症状を和らげる効果があります。体温を下げることで、発汗や体の冷却を促進し、体温を正常範囲に戻します。
- 頭痛の緩和:葛根湯は、特に頭痛が熱からくる場合に有効です。頭痛を引き起こす炎症や血管の拡張を抑え、頭痛の症状を緩和することができます。
- 血圧の調整:葛根湯には、血圧を下げる効果があるとされています。高血圧の管理に役立つことが報告されていますが、個人の状態によって効果は異なる場合があります。
- 血糖値の調節:葛根湯は、血糖値を正常範囲に保つのに役立つと言われています。糖尿病患者の血糖管理に効果があるとされていますが、医師の指導の下で使用することが重要です。
- 配合生薬
- 葛根(カッコン)、大棗(タイソウ)、麻黄(マオウ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、生姜(ショウキョウ)
お医者さん選び
私は漢方心療内科で検索しました。結果いい先生に巡り合えて、自分が心の病気なんだと認める事が出来たので、その間かなり時間もお金も使いましたが、今があるのは費やした時間のお陰だと思っています。
今はGoogleとかで漢方医で検索しても出てくると思いますので、口コミも良いですが、相性があるので一度電話してみて対応などを体感した方が賢明だとは思います。内科でも見てくれますが、自立支援医療を受けるには心療内科がスムーズです。
完治するまでに試した事
・病院巡り
一番やったのは正直「病院巡り」です。このパニックがいつ来るかの不安もあり、内科・耳鼻科・脳外科・総合病院と「病院」「医院」と付くところは検索しては行ってみるを繰り返しました。大体の病院は血液検査とか言われて、血液どんだけ採ったでしょうか?初診料もバカにならず、それでも自分の本当の原因が知りたくて、かなりの数の病院にかかりました。
結局異常なしで、唯一は耳鼻科で副鼻腔炎とか言われて、薬を出されましたが、全く該当する症状がなく、飲みませんでした。薬も授乳中だったので、漢方以外は全く飲まずに過ごしました。
・イトウテルミー
何それ?って感じかと思いますが、2人目を助産院で出産した際に、お灸のような温かいのを背中に当ててくれて気持ちが落ち着くので、近くで探して通いました。
ここで問い合わせると、お近くの場所を教えてくれます。私は助産院に連絡して、おっぱいマッサージの時に一緒にやってもらっていました。1回3,000円位です。
・ホメオパシー
こちらも助産院で教えて貰って、小さな金平糖のようなのを口の中で味わうものです。18世紀にドイツの医師であるサミュエル・ハーネマン(Samuel Hahnemann)によって提唱された代替医療の一形態です。
ホメオパシーの基本原則は、「同類療法(similia similibus curentur)」と呼ばれます。つまり、ある物質が健康な人に症状を引き起こす能力を持つ場合、同じ症状を持つ患者には非常に希釈された形でその物質を投与することで治療を行うという考え方です。
ホメオパシーの主な特徴は、個別の症状に対して個別の治療法を用いること、希釈と振 succussion(すくすくしょん、繰り返しの衝撃)と呼ばれる操作を通じて薬剤を希釈すること、そして「全人治療」と呼ばれる、身体的・心理的・環境的な要素を総合的に評価する治療アプローチを取ることです。
こちらも助産院から私は購入していましたが、下記のサイトからも購入可能です。
・鍼灸通い
幸い近所に女性がやっている針と灸があり、何度か通いました。針に電気を付けるタイプもあるようですが、私は恐怖が先に来てしまい、針だけでお願いしていました。針を打った日は良く眠れました。
・ヨガ
呼吸が体に良い事は分かっていたので、ヨガも通いました。ただ、人が多いと不安になる事とかもあり、どちらかというとリラクゼーション的なクラスに通いました。
・アロマテラビー
心の安定の為に、ラベンダー・ローズ・ネロリ・ユーカリ・ティーツリー・ペパーミントなど試しました。特にラベンダーとペパーミントは持ち歩いていて、具合が悪くなりそうなとき、ティッシュに垂らして嗅ぐと収まったりもしました。試して見てください。
・食事
若かったので、ジュースや砂糖をふんだんに身体に入れていたので、下記は少しずつ止めていきました。でも時々はご褒美で欲していましたが・・
ジュース→水
塩→ぬちまーす
小麦粉→米粉
白米→部付米
食事とヨガと鍼灸は体の変化が少しずつですが見られました。頭痛が圧倒的に減ったのは食事と、呼吸だと思っています。
正直にいうと、いつ治ったのかは分かりません。実はパニック障害の最中に離婚もしていて、心も体もボロボロだった時期がありました。
とにかく子供だけは不自由させずに生活してもらいたい気持ちだけ強すぎて、仕事だけは辞められないと言う変な意地をもっていたのもあります。
呼吸が大事
呼吸は吸うことを意識しがちですが、実は吐くことが大事なんです。呼吸は私たちの生命活動にとって非常に重要です。
酸素を取り入れるためだけでなく、体内で生成される二酸化炭素を排出するためにも必要です。私たちが呼吸すると、酸素は肺に入り、血液と結びついて全身に運ばれます。同時に、体内で生成された二酸化炭素は逆の経路をたどり、肺に戻って排出されます。
吐くことは、この二酸化炭素を体外に排出する過程です。二酸化炭素は体内で毒性を持ち、適切なレベルを維持するためには定期的に排出する必要があります。吐くことによって、体内の二酸化炭素濃度を下げ、酸素を効率的に取り入れることができます。
また、吐くことは呼吸筋の運動を促し、呼吸系の健康を保つ役割も果たします。吐くことによって、呼吸筋が働くことで強化され、呼吸の効率が向上します。
深くゆっくりとした呼吸を行うことで、体に酸素を効果的に取り込み、心身のリラックス効果をもたらすことができます。
正しい呼吸法を実践し、意識的に呼吸に注意を払うことは、私たちの健康とウェルビーイングにとって大切な要素です。
まとめ
過度は薬漬けは逆に脱薬をするのも大変だと思います。自分の体は自分が一番良く分かっているので、まずは晴れている日はめいっぱい太陽を浴びて、口にする物に気を配って、吐くことを意識して深呼吸する事で、ポジティブな気持ちになれます。
漢方も向き不向きもありますが、まずは体に優しいものから試して見て、疲れたなと感じたら良く寝ましょう!!睡眠もとっても大事です。特に眠くなったら横になることはお勧めします。寝れなくても横になるだけでリラックスできます♬
あとは自分に合ったお医者さんを見つけて、しっかりと治して下さいね。その時は辛いし本人にしか分からない不安が山盛りだけど、自分を追い込まずにゆったりと過ごせば、治らない病気ではないです。
私は仕事を半分意地で続けていましたが、傷病手当金を貰って、休むのも選択肢の一つだと思います。その方が圧倒的に完治も早いです。一人で抱え込まずに完治に向かうことを願って、私の経験談をまとめましたので、参考にしてみてください。
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